【ポケモン剣盾シングル】シーズン8環境分析20200715~既存ポケモンを分析してみる~

本記事の目的

ポケモン剣盾において、鎧の孤島が解禁され、ランクマッチ環境が大きく変わった。
本記事では環境を追いかけることで「なぜ」そのような変化が起こってるのかを理解し、環境に対して先手を打つことを目的とするものである。

注意事項

本記事において、ポケモンバトルデータベース ソード・シールド様のスクリーンショットを使用します。

既存ポケモンの変化

以下は前回比較に使った画像から。

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7/1(シーズン7最終)
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7/8(シーズン8開始1週間)
大きな変化なさそうに思うが、変わった点もいくつかあります。

ゴリランダーの躍進~頭おかしい先制技~

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ゴリランダーはシーズン7最終も8位と悪くない位置にいたが、シーズン8になって2位と大躍進を遂げてます。
ただ、ゴリランダーは前シーズン中盤から順調に使用率を伸ばしており、シーズン8の2位はその結果というのが大きそうです。

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シーズン7の使用率推移
躍進の大きな要因はやはり、グラスライダーの習得でしょう。
もともとグラスメイカーもあって悪くない性能をしていたゴリランダーですが、この技の習得で一気にトップメタに上り詰めたと言えます。
f:id:rei_zeru:20200715191151p:plain A種族値125から放たれる威力70+フィールド補正の一致先制技。
どれくらいの威力を誇るかと言うと、無振りギャラが乱数で落とされるくらいです。
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鉢巻ゴリラが無振りギャラに与えるダメージ
どう考えても先制技にあるまじきダメージを叩き出しています。
耐久値も低くないので今後も上位に居座ることでしょう。
この活躍は5世代のハッサムが思い出されますね。

シーズン8内での変化

ようやく本来やりたかった環境の変化に入れます。

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20200715時点でのランキング推移

ポケモンの躍進と凋落

やはり一際目立つのは水タイプの勢力図の変化でしょうか。
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最初はマリルリやウーラオスという新水タイプが幅を効かせてましたが、ギャラドスの順位上昇ともに数を減らしてます。
どちらも単体では強いポケモンです。
ではこれらのポケモンは何故使用率を下げて、逆にギャラドスは使用率を上げたのでしょうか?
色々考えれますが、少なくてもこのポケモンに勝てないからと言うのはあるでしょう。

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ポケモン殺すゴリラ
先程もあげた、一致先制威力70+フィールド補正の草タイプ技を使うゴリランダーです。
ただ、ギャラドスが乱数1という話をしましたが、対面ではダイジェットから倒せます。
また、積極的にダイマックスを使う理由がギャラドスにはありますが、マリルリやウーラオスはどうでしょうか?
ダイマックスを使うと、マリルリは太鼓から先制技活かせず、ウーラオスも確定急所3連打という強みを活かしきれません。
このあたりの耐ゴリランダー性能が今後の水タイプには求められそうです。

最後に

今回は既存ポケモンの変化とシーズン8からの変化を見てみました。
単に増えた減ったという情報も大事ですが、背景まで推察すると面白い発見が見つかるかもしれません。
次は1週間後の変化を見てみようと思います。
興が乗れば別視点の考察をするかもですが
では、また来週。